北極30えもん20 | biko先生のマネー奮闘記

北極30えもん20

「第ニ話 秘密のプレー」その9
「取り敢えずパスワードもセットしたし、これで大丈夫ね」
そう言って倫子は両手で北極30えもんの両肩をポンポンっと叩いた。出社前、倫子は北極30えもんの身体をチェックしていた。
「でも面白いわよねー。パスワードの入力まで本体でやるなんて」
「本体が全ての情報を保有しておりますので」
「へえ、じゃ携帯のメモリーみたいな機能なのね」
「そうです。固体の識別番号もここで保有しております」
「識別番号?」
「そうです。例えば私であれば[北極]工場製の[30]番、[えもん]モデルという情報です」
「ほほー、そういう意味なのね。でも、そういう情報が本体にあるってことは、身体はどうなのよ?だって取り外せるんでしょ?」
「ええ。お客様によっては身体の方をスリム、ノーマル、マッチョと3種類ほどお持ちになっていて日替わりで嵌(は)め替えてご使用されている方もいらっしゃいます」
「ええ!?なんか複雑ねー。だって顔も変わる訳でしょ。違う男とやってるみたいじゃん」
「しかし本体は一緒ですから」
「そうねえ。どんなものかしら?あれが一緒なら一緒かしら」
「お試しになられますか?」
「ええ!?えー?えー。そうねえー。うーん。えーっと。どうしよう?」
「そんなに面倒ではございません。五分ほどでこちらに届く筈です」
「でも私、北極30えもんのとこ気に入ってるから、なんか浮気しちゃうみたいで気が引けちゃうわ」
「ああ、でも私は私ですよ。人工頭脳のハードは替わりますがデータは全て本体のメモリーが保存しておりますから」
「なるほどー!じゃ、北極30えもんの記憶は全部ある訳ね」
「そうでございます」
「ならいいか。単に身体が違うだけで同じ北極30えもんだもんね」
「ちなみにこんなタイプがあります」
「どれどれ。う~ん。面白いけどこういう男性に抱かれると思うとなんか抵抗があるなあ。やめた!今のままがいいよ」
「そうでございますか。ちなみに顔はそのままで身体だけ変える、というパターンもあります」
「ええ!?う~ん、それっていいかも。それも五分くらい届くの?」
「いえ、それは標準機能に付いておりますので、今すぐ」
「ええ!?」
「このボタンを」
「このボタンってあんた乳首じゃない」
「右の乳首を押すとマッチョへ、左を押すと痩せ型へ変化します」
「どれどれ、あれ?あんまり変わらないよ?」
「押す回数で度合いが変わります」
「なるほど!じゃあ」
ぴっぴっぴっぴっぴっぴっぴっぴっ
もこもこもこもこもこもこもこもこもこもこ
「ああ!!なんか凄ーい!筋肉でごつごつして血管まで浮いてるー。なんか身体がちんちんみたいー」
「この血管がリアルでございます」
「いや!なんかいやらしい!その身体」
「お気に召しませんでしょうか?」
「ええ!?う~ん。まあああ、ちょこっとやってみたく」
「お時間がございません」
「ちょこっとなら遅れても大丈夫。社長9時過ぎなきゃ来ないもん」
「承りました」
「それじゃ忙しいから立ったまま」
倫子は立ったままタイトスカートをたくし上げた。
「バックからでごさいますか?」
「ううん。前からちて。ぎゅうううって抱きちめながら」
ぬりゅんっっっ、
ぬりぬりぬりぬりぬり
ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう
ううううううううん
ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう
ぬっちゃぬっちゃぬっちゃ
ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう
あ、あ、あ、あ、あ、
ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう
ぴんぴんぴんぴんぴん
「中でお願い!」
どっぴゅん!
はふーっ
「ああ、ぎゅうぎゅうっていいわね身体の中身が出ちゃいそうなほど感じちゃった」
(つづく)

皆さん、クリックしてね(●´∀`●)/~

人気blogランキング

目指せベスト10!!