北極30えもん19 | biko先生のマネー奮闘記

北極30えもん19

「第ニ話 秘密のプレー」その8
「ちょっとあなた何考えてるの?ねえ、雛子と途中までやったんでしょ?」
「ペッティングのサービスまではさせて頂きました」
「んっまー!!もう!!あんた私専用なんでしょ!!」
「しかし色々な趣味の客様がいらっしゃるものですから、お友達にお貸しして自慢なされる方も」
「私はそういう変態じゃないわ!」
「こういう時の為にパスワードを設定することが出来ます」
「パスワード?」
「パスワードを言わないとプレイ機能が起動しません」
「ほほーそれは便利。盗まれても大丈夫ね。どんなパスワードにしようかなー」
「憶えやすいものがよろしいかと」
「そうね。それじゃ生年月日にしようかしら」
「承りました」
今日は大変な日になってしまった。明日から毎日北極30えもんを帯同しようと思ってたのに、いろいろ問題がありそうだ。。
社長は多分、ノープロブレム。北極30えもんのことをサポートのスタッフとして雇いたいと話せばNOとは言うまい。どうせ当社はペイ・フォー・パフォーマンス、簡単に言えば出来高制。或る意味、スタッフの雇用はそのグループの責任者、つまり倫子の判断なのだ。
それより問題は女どもだ。北極30えもんを虎視眈々(こしたんたん)と狙っているに違いない。特に雛子は危険だ。
雛子のグループの責任者、ヒンマゲール・モゲルに相談してみようか。でもなんて相談すればいい?人のバイブに手を出さないように言って下さい、とか?そんなこと言ったら自由主義をこよなく愛するヒンゲマールは
「No!倫子さーん。Sex=FreeMarketでなければなりません。あなたと雛子、どっちがMrノースポール・サーティーe-monにふさわしいか、自由に競争すべきでーす」
とか訳の分からんことを言い出すに違いない。
「でも北極30えもんは私の持ち物なのよ」
と主張すれば
「Oh!No!倫子。あなたは間違ってます。物件の所有権は移動するのでーす。売買や譲渡によって。それは敵対的買収も含まれるのでーす」
話すのも嫌になるほどの馬鹿だ。
尚且つ彼の場合、表向きそう言いながら
「まだ闇市の利権は渡さなくていいよー。3社で談合して決めればOKさ」
とか彼の本国、旧・共産圏に住まう家族とこっそり話してる。つまり信用ならぬ奴だ。下手すれば北極30えもんを売り飛ばす危険すらある。
「はあ、いろいろ考えてたら頭痛くなっちゃった」
考えてみれば一目散で六本木ピラーズからアパートに逃げ帰ってきたのだ。
「ねえ、なんかぐったり」
と言って倫子は北極30えもんの膝の上に乗った。
「今日は如何様(いかよう)なモードでなさいますか?」
「うーーんん。あちょこをなめなめして、三十分くらい舐(な)めっ放しがいい」
「承りました」
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅ
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
ちゅーちゅーちゅーちゅーちゅーちゅーちゅーちゅー
ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃ
「ほちいよ」
ぬぬぬぬっぽしっ
「あああああっっ」
にゅっちゃにゅっちゃにゅっちゃにゅっちゃにゅっちゃにゅっちゃ
「ああ、もう!ぱんぱん!」
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん
「あぎゃー!っ」
ふーっ
倫子は北極30えもんの腕の中で安らかに眠るのだった。
(つづく)

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